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マネジメントとは?意味や方法、求められる7つの能力について徹底解説!

「マネジメント力」と聞くと経営者や管理職など一部の人たちだけが持っている資質のように感じる人もいるでしょう。日常的に「彼はマネジメント力がない」とか「彼女はマネジメント力が高い」といわれることもあります。

しかし、マネジメント力とは生まれつき「ある」か「ない」かではなく、誰もがその気になれば身に着けられるものです。また、身に付けることで仕事に対する取り組み方が変わり、組織の中でやりがいを感じられます。

この記事と参考リンクを参照することで、マネジメントについて体系的・横断的に理解できます。ぜひ、あなたのマネジメント力アップにお役立てください。

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目次

マネジメントとは?

マネジメントとは、企業が経営資源を利用して効率的に目標やミッションの達成を目指すことです。

まずはマネジメントについて以下3つの切り口からわかりやすく解説します。

  • マネジメントの意味、定義
  • マネジメントのマネージャーとは
  • マネジメントとリーダーシップとの違い

マネジメントの意味、定義

「マネジメント」とは、アメリカのピーター・ファーディナンド・ドラッカー(P.H.ドラッカー)が1973年に『マネジメント』という本の中で初めて提唱した言葉だと言われています。

この背景から「マネジメントといえばピーター・ドラッカー」と言われており、マネジメントの父とも呼ばれるドラッカーの経営哲学は現在でも数多くの書籍で引用されています。

ドラッカーによると、マネジメントの役割は「組織に特有の使命、目的を果たすこと」「仕事を通じて、働く人たちを生かすこと」「社会の問題について、貢献すること」と唱えています。

 

「マネジメント(management)」を直訳すると「管理」「経営」という意味があり、その動詞系のmanageには「なんとかして〜する」という意味があります。

こうした単語の背景を踏まえ、よりわかりやすくマネジメントを言い換えると「なんとかして成果を出すための方法」とも言えるでしょう。

<<マネジメントの意味・定義についてはこちらもチェック>>

【簡単に】マネジメントとは?語源について解説!

マネジメントとリーダーシップの違い

マネジメントと混同されがちな言葉に「リーダーシップ」がありますが、この2つは下記のように明確な違いがあるため注意しましょう。

  • リーダーシップ:組織が掲げたビジョンへとメンバーを引っ張っていく力
  • マネジメント:一般的には目標達成を目指してメンバーを管理していくこと

要は、リーダーに求められるのは「方向性を示すこと」であるのに対し、マネージャーに求められるのは「設定した目標を達成するための手段を提示する」ことです。

<<リーダーシップについてはこちらもチェック>>

リーダーシップとは?必要な資質やスキル、能力を身につける方法を解説

マネジメントは役職者だけのものではない

「マネジメントをする立場」を想像すると課長や部長など役職者を想像しがちですが、その限りではありません。

マネジメントは組織に属する人間全員が行うべきものです。なぜなら、マネジメントとは人の強みを活かし、組織として成果を出すための手段だからです。組織において下の立場にいる人間が言われたことだけをこなしていると、上司の弱みを補うことができず、組織として力を十分に発揮できなくなります。

つまり、部下から上司へのマネジメントも大切だということです。

「上司をマネジメントする」という姿勢で接することで、上司の視点で業務に取り組めるようにもなるため、組織としてより効率的に業務にあたることができます。

マネジメントはなぜ必要なのか?

マネジメントは、なぜ理論としてまとめ上げられるほど重要視されているのでしょうか。それは、ドラッカーによると企業の目的が「顧客の創造」だからです。

ドラッカーは『マネジメント』の中で、企業の目的が顧客の創造である限り、イノベーションやマーケティングが欠かせないという内容を記しています。そして顧客の創造に必要なのは、企業が「ヒト」「モノ」「カネ」という3つの経営資源を適切に活用することです。

このためには、それらを管理するマネージャーが必ず必要であり、つまりマネジメントが必要になるのです。

マネジメントで必要な能力とは?

マネジメントに必要とされるスキルを知っておけば、自らのマネジメント能力を高めることができます。

ただがむしゃらに頑張るよりも、事前に必要なスキルを知っておき、そのスキルを習得していけば、効率よくマネジメント能力を高めることが可能です。

マネジメント能力を高めるためには複数のスキルが必要となります。しかし、一度に全てを習得しようとせず、1つずつ着実にスキルを取得していくようにしましょう。

①ロジカルシンキング

ロジカルシンキングとは論理的思考と訳されます。管理職や経営者だけではなく、すべての社会人が身につけておくべきスキルです。物事を論理的かつ客観的に分析をして、根拠やデータに基づいて解決していくためには、このロジカルシンキングが欠かせません。

問題発生時の他にも、目標を達成するためには何が必要かを分析して判断し、的確な指示を周囲に出す能力が求められます。その際に役立つロジカルシンキングは、マネジメントに必須なスキルだといえます。

②リーダーシップ

マネジメント能力を高めるためには、リーダーシップも必要なスキルとなります。

もし上に立つ人にリーダーシップがなければ、チームを1つにまとめて目標を達成することは難しくなるでしょう。リーダーシップを発揮してチームの方向性をはっきりとさせることで、メンバーはあなたのことを信頼して仕事を進められるようになります。

普段の業務においてトラブルが起きたときにも、リーダーが的確な指示をすることで、部下は安心して仕事ができるようになるでしょう。

③コミュニケーション力(コーチングスキル)

マネジメント能力を高めるために、コミュニケーション力(コーチングスキル)があることで、部下の特長や長所を活かした指示ができます。相手の能力を把握したり発揮したりするためには、普段から十分なコミュニケーションを取って相手を知る必要があります。

過度なコミュニケーションは悪印象となりますが、適切なコミュニケーションであれば、部下が働きやすく行動しやすい環境づくりにつながるでしょう。

上に立つ人のコミュニケーション力が高ければ、職場全体が生き生きして、発言しやすい環境となります。

④発言しやすい環境づくり(ファシリテーションスキル)

こちらも、先ほど紹介したコミュニケーション力とつながるもので、マネジメント能力を高めるためにも、発言しやすい環境づくり(ファシリテーションスキル)が非常に大切です。

チーム内で意見が異なったり、誰も意見を出そうとしないような状況であっても、発言しやすい環境づくりを進めることで、スムーズに会議ができる職場へと変化していきます。

さまざまな意見を1つにまとめ、みんなが納得するような回答や決定をするためにも、みんなが発言しやすい環境づくり=ファシリテーションスキルは必須です。

⑤適材適所(アセスメントスキル)

部下の能力や特徴を把握して、育成の仕方を正しく理解することをアセスメントスキルといいます。すなわち適材適所をするために必要なスキルです。

このアセスメントスキルが備わっていないと、部下を能力を引き出せない環境に配置したり、育成がスムーズに行かなくなったりする可能性があります。

アセスメントスキルを身につけるには、先に述べたコミュニケーションを重ねて、部下の適正や長所を探すようにしましょう。

⑥QCDをコントロールする力(プロジェクトマネジメント力)

いつまでに何をどのように行って、どのような結果を出さなければならないのか。こうしたプロジェクトを進める場合、管理職は担当者と共に、プロジェクトの進行方向を論理的に考えなければなりません。

もし上に立つ人に、生産・コスト・納期のいわゆるQCDをコントロールする力、すなわちプロジェクトマネジメント力が欠けていると、スムーズな目標達成は難しくなります。プロジェクトの人材やコスト納期などを総合的に確認して判断するスキルは、管理職には絶対欠かすことができないものです。

⑦業務を遂行する力(テクニカルスキル)

高い結果を出すスキルと専門分野での高い技術力。この2つは本来別のスキルであるものの、管理職は自らがお手本を示す役割を担うこともあるでしょう。さらにはトラブルが発生した場合、上司自らが現場で対応する場面もあると思います。

管理職であっても現場で業務を遂行する力、すなわちテクニカルスキルを身に着けておくことで、部下からも信頼される上司となれるでしょう。

<<マネジメントに必要な能力についてはこちらもチェック>>

マネジメント能力とは?5つの仕事と必須能力を解説

マネジメント能力を身に着けるためのベーススタンスとは?

マネジメントを身に着けていくときに忘れてはいけないのは、何を管理するのかということです。

組織においては、多くの人は「他人」を管理しようと考えてしまいますが、実は「他人」はコントロールできるものではないのです。朝の弱い人は、どんなに頑張っても、努力しても、気合を入れても、あるいは薬を飲んでも、遅刻が治らない可能性があります。

大事なことは、モチベーションとその人のタレント(≒得意・才能)を如何に活かすかということです。

先ほどの朝が弱い人の対策として、7時までに出社したら、マネージャーがマクドナルドのコーヒーを奢ってくれる、といった仕組みにしてみたらいかがでしょうか。コーヒーが苦手な人以外だと、「朝早くに出社」という気持ちになるでしょう。

マネジメントのベーススタンスとは「何がコントロール出来て何が出来ないのか」を、できる限り厳密に理解することと同義といえるでしょう。

<<マネジメント能力を身に着けるためのベーススタンスについてはこちらもチェック>>

マネジメント能力を身に着けるためのベーススタンスとは?

マネジメントの役割

今まではマネジメントの役割を抽象的に説明しましたが、ここからはもう少し解像度をあげて解説をします。

マネジメントには以下3つの役割があります。

  • 企業のミッションの達成
  • リソースを正しく使う
  • 社会への貢献

それぞれ詳しく解説します。

企業のミッションの達成

マネジメントにおいては、「企業のミッションの達成」が重要視されています。企業の各組織が目標を持って仕事に取り組んでいますが、その最終目的は企業のミッションの達成に繫がります

リソースを正しく使う

マネジメントでは「ヒト」「モノ」「カネ」を正しく活用することが求められます。どれほどリソースが他社よりも優れていようとも、その使い方次第では価値を生み出さないこともあります。

したがって、良い経営をするためにリソースを適切に使うことが大切なのです。

社会への貢献

企業は顧客だけでなく、環境・社会への貢献をしなければなりません。最近ではCSRなどの取り組みが重視されていますが、この考え方はマネジメントの基本です。

企業が顧客の創造を目指すのであれば、当然社会への貢献も必要です。

マネジメントの種類

マネジメントにはいくつもの種類が存在することをご存知でしょうか。

階層別に行う「階層別マネジメント」や業務別に行う「業務別マネジメント」などを解説していきます。

階層別マネジメント

まず始めに、組織の階層ごとに求められる内容が異なる「階層別マネジメント」です。

階層別マネジメントには下記の3つがあります。

  • トップマネジメント
  • ミドルマネジメント
  • ローアーマネジメント

それでは1つずつ解説していきます。

●トップマネジメント:経営層によるマネジメント

トップマネジメントは、社長や会長、副社長といった最高経営者層によるマネジメントです。組織の将来像やビジョン・経営戦略の立案、総合的な意思決定がなされます。

したがって、強いリーダーシップが求められる仕事です。

●ミドルマネジメント:中間管理職によるマネジメント

ミドルマネジメントは、最高経営層と現場の監督者層の橋渡し役である中間管理者層によるマネジメントです。

主に支店長や工場長、本部長、係長、そしてマネージャーといった役職が該当し、主に「管理職」と呼ばれています。

●ローアーマネジメント:監督者層によるマネジメント

3つの階層別マネジメントのなかで最も下に位置しており、中間管理者層から受けた支持を現場の人間に伝えつつ仕事を進めるのがローアーマネジメントです。

主任や現場責任者、現場のリーダーなどが該当し、現場の従業員との接点が多いため、彼らからの信頼を得ることが求められます。

業務別マネジメント

続いて、代表的な業務別マネジメントを下記に沿って解説していきます。

  • 組織のマネジメント
  • 人材のマネジメント
  • メンタルヘルスのマネジメント

組織のマネジメント

組織の主なマネジメントは下記の2つです。

●ナレッジマネジメント

ナレッジマネジメントは文字通り「知識(ナレッジ)」を「管理(マネジメント)」することを目的としています。

社内に存在する隠れた知識やノウハウを明確にし、それを言語化し社内全体で共有することで、新たな知見や知を創出することが可能です。

●プロジェクトマネジメント

企業内でプロジェクトを成功させるために、プロジェクトの進み具合やプロジェクトに関することの管理がプロジェクトマネジメントです。

納期に間に合わせるように成果物を完成させ、品質を保証するためにも欠かせないマネジメントと言えます。

人材のマネジメント

人材のマネジメントは下記の2つです。

●タレントマネジメント

最近では「タレマネ」と呼ばれるほど注目されているマネジメントです。

優秀な社員を「タレント」と呼び、「タレント」が持つ能力や技術を明確にすることで、新人の教育などに活用して、生産性をあげていきます。

また、それ以外にも最適な人材配置を行うことで、適材適所な職場の構築を実現します。

●モチベーションマネジメント

その名の通り、社員のモチベーションを管理することです。

社員のモチベーションが上がるような目標を設定したり、その目標に達しなかった際のサポートなどをしていきます。

メンタルヘルスのマネジメント

メンタルヘルスのマネジメントは下記の2つです。

●アンガーマネジメント

「怒り(アンガー)」を管理するマネジメント手法で、怒りを制御することで業務に最適なコミュニケーションを促進します。

最近では芸能人が個人的に行っていることもあり、聞いたことがある人もいるかもしれません。

ビジネスの世界においてもリーダーシップと同等に扱われることがあるほど、重要なマネジメントとなっています。

●メンタルヘルスマネジメント

精神的な健康を守ることを指しており、職場で心を病むことがないように管理し、離職者や休職者を減らしていくことが目的です。

従業員のストレスを緩和し、能力をフルに活かせるようにサポートしていくことが重要になります。

<<マネジメントの種類についてはこちらもチェック>>

マネジメントの種類や実施方法は?意味や必要なスキルを解説

8つの〇〇マネジメント

「〇〇マネジメント」にはさまざまな種類があります。別の言い方で業務別マネジメントと呼ぶこともありますが、ここからは〇〇マネジメントを以下8つ解説します。

  • チームマネジメント
  • ナレッジマネジメント
  • プロジェクトマネジメント
  • マイクロマネジメント
  • ステークホルダーマネジメント
  • リスクマネジメント
  • チェンジマネジメント
  • メンタルマネジメント

それぞれわかりやすく解説します。

チームマネジメント

チームマネジメントとは、チームの目標を達成するために、チームの調整役となって仕組みづくりをするマネジメント手法です。

チームが機能するためには、上司の指示をただ待つ社員を育成するのではなく、目標に対して主体的に動けるようなチーム作りに励むことが重要です。

<<チームマネジメントについてはこちらもチェック>>

【顧客満足は必要ない】チームマネジメントのビジョンがチームやメンバーの成長であるべき理由と具体例な職場例を紹介!

プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントは文字通りプロジェクトを管理する能力のことです。与えられたリソースを活用し、決められた期日までに求められた成果物を作成することがプロジェクトマネジメントでは大切です。

プロジェクトチームを立ち上げた際は必ず目的があります。ただ目的を達成するだけでなく、限られた時間とリソースでクオリティの高い成果を収めるのがプロジェクトマネジメントの醍醐味であり重要ポイントです。

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プロジェクトマネジメントとは?成功の秘訣を紹介!

ナレッジマネジメント

ナレッジマネジメントとは、職人やベテラン社員が獲得し、身につけている暗黙知を体系化(形式知)し、他の従業員にノウハウとして共有することで、従業員全体の効率化をはかるマネジメント方法です。

ナレッジマネジメントでは、暗黙知の体系化が最も難しい課題です。この課題をどのように解決するかがマネージャーの腕の見せどころになります。

<<ナレッジマネジメントについてはこちらもチェック>>

ナレッジマネジメントの方法からメリット・成功事例・問題点を解説!

マイクロマネジメント

マイクロマネジメントとは否定的な意味合いで使われることが多いマネジメント手法です。上司が部下を監督するためにあまりにも細かく口を出してしまうことを指します。

例えば、メールの打ち方や電話の仕方、あまりにも細かく進捗状況を尋ねるなどが例として挙げられます。

マイクロマネジメントは部下からの信頼をなくすマネジメント手法のため、こういった状態に陥らないよう注意が必要です。

<<マイクロマネジメントについてはこちらもチェック>>

【部下を潰す】マイクロマネジメントとは?会社への悪影響や改善方法を解説!

ステークホルダーマネジメント

ステークホルダーとは企業の利害関係者全てを示します。

  • 顧客
  • 株主
  • 従業員
  • 販売先
  • 仕入れ先

これら全てがステークホルダーに該当します。

ステークホルダーマネジメントはその名の通り「利害関係者の管理」です。特にプロジェクト単位で動く場合には、これらの利害関係者の期待値をコントロールし、プロジェクトを円滑に進めていく必要があります。

<<ステークホルダーマネジメントについてはこちらもチェック>>

ステークホルダーマネジメントとは?円滑なプロジェクト進行に重要!

リスクマネジメント

リスクマネジメントはいわば「守りのマネジメント手法」です。企業経営で起こりうる危機やリスクを算定し、損失を回避するような取り組みのことを指します。

似たような言葉としてクライシスマネジメントがありますが、クライシスマネジメントがリスクは発生することを前提にコンチプランを作成するのに対し、リスクマネジメントではリスク回避に努めます。

<<リスクマネジメントについてはこちらもチェック>>

リスクマネジメントとは?具体的な4つの対応策や重要性をわかりやすく解説

チェンジマネジメント

リスクマネジメントが守りの手法なら、チェンジマネジメントは攻めの経営方法です。チェンジマネジメントとは、時代やテクノロジーに合わせて組織を変革することを指します。

例えば、イノベーションのジレンマや企業の停滞を避けるためにチェンジマネジメントは活用されています。

<<チェンジマネジメントについてはこちらもチェック>>

チェンジマネジメントとは?組織を変える8つのプロセスと事例を解説

メンタルマネジメント 

メンタルマネジメントは、ビジネス・スキルアップ術のひとつで、目標達成のために必要な精神を鍛えます。

メンタルマネジメントは、元はスポーツ選手たちが成績を上げるためのトレーニングとして始まりましたが、それを仕事に応用したビジネスパーソンが業績を伸ばしたことでビジネスシーンでも注目されるようになりました。

心や精神を自己管理できれば、ビッグチャンスのときもピンチのときも平常心で乗り切ることができるので、成功をつかみやすくなります。

 

ビジネスパーソンがメンタルトレーニングを考えるときは、可能な限り科学的にエビデンス(根拠、証拠)がある方法を試しましょう。

以下の記事でも、スポーツ科学や医学や宗教学といった、学術的に裏打ちされた手法を紹介しています。

<<メンタルマネジメントについてはこちらもチェック>>

メンタルマネジメントとは?メンタルの鍛え方やプレ・パフォーマンス・ルーティンについて解説

マネジメント力を効果的に高めるには?

マネジメント力を効果的に高めるには、以下の2つの方法があります。

  • マネジメントのPDCAサイクルを回すこと
  • マネジメントのレビューを行うこと

それぞれ詳しく解説します。

マネジメントのPDCAサイクルを回すこと

ビジネスシーンでよく活用される「マネジメントサイクル」。マネジメントサイクルとは、企業が設定した目標達成に向けて、業務を効率よく進めるための管理システムを指します。目標達成に向けて行動を評価し、どのように業務を回していけばよいかを検討する際に使われます。

マネジメントサイクルは検討して終わりではなく、継続的に次の改善につなげることが重要です。マネジメントサイクルを繰り返すことは、製品やサービスの質の向上や、従業員のモチベーションにもつながります。

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マネジメントサイクルとは?注意点や事例を紹介!

マネジメントのレビューを行うこと

マネジメントレビューとは、企業のマネジメント体制を振り返り、成果や問題点などを分析して見直す経営管理活動のことです。製品・サービスの品質管理、情報セキュリティ、環境管理など、幅広い分野が対象となっています。実施頻度は企業により異なりますが、1年に1回以上行うことが一般的です。

主導するのは経営層となっており、実績の振り返りは内部監査、外部監査の結果や顧客からのフィードバックなどをもとに行います。もし問題点や懸念点などがあった場合には、改善策の提案、決定を行ない、実際にそれを実行します。

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【会社が変わる】マネジメントレビューとは?導入方法を徹底解説!

マネジメントが学べる本

ここまで紹介してきたように、企業において、社員の適切なマネジメントは経営の要ともいえる重要事項です。

企業がどれだけ優秀な人材を抱えていても、マネジメントが適切になされなければ成果を出すことはできません。逆に経営層だけでなく、各部署の管理職、チームのマネージャーがマネジメントについてきちんと理解し、実践する方法を知っていれば、特定の人材の能力に頼らずに結果を出し続けることが可能になるでしょう。

 

以下の記事では、「初級者」「中級者」「上級者(経験者)」の3ステップに加え、「マネジメントに行き詰まっている人」、さらに「セルフマネジメントを学びたい人」の合計5パターンに分けて、マネジメントが学べる本をご紹介しています。

リストを活用すれば、誰もが自分をマネジメントすることから始まり、強いチーム、企業づくりに貢献できるようになることでしょう。

<<マネジメントが学べる本についてはこちらもチェック>>

マネジメントを学びたい人におすすめの本20選

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人気マンガに学ぶ!3つの「マネジメントの極意」

マネジメントの本は、文量が多く、なかなか読み進められないという方もいるでしょう。マネジメントを学ぶための本は、何も分厚い本だけではありません。

絵とセリフで分かりやすく登場人物の生き様を描いたマンガからも十分学ぶことができます。

一昔前までは「子どもの読み物」と思われていたマンガですが、今やマンガは十分「大人の読み物」なのです。しかもマンガは分厚い本よりも圧倒的に物語を伝える力が優れています。これを使って「マネジメントの極意」を学ばない手はありません。

ちなみに、以下の記事で紹介しているマンガでは、このような内容を知ることができます。

  • 『キングダム』のマネジメントに学ぶ「マネージャーとしてのあり方」
  • 『スラムダンク』のマネジメントに学ぶ「部下の目標設定」
  • 『サプリ』のマネジメントに学ぶ「努力の基準」

良質なマンガを積極的に読んで、楽しく「マネジメントの極意」を学びましょう。

<<マネジメントのマンガについてはこちらもチェック>>

人気マンガに学ぶ!3つの「マネジメントの極意」

マネジメント研修も有効

業務時間内に本を読むのは気が引けるし、家に帰ってプライベートな時間を使ってマネジメントを学ぼうとする方はそこまで多くないでしょう。ただ、マネジメントを学ばなければ、チームがまとまらずいつまで経っても成果は出ません。

そこでおすすめしたいのが、マネジメント研修です。マネジメントによって部下を育てる方法や組織を強くする方法について学ぶことができます。

マネジメント研修の実施方法は、以下の3つが挙げられます。

  • 社外研修…研修サービスを提供している企業のセミナーに足を運んで参加する
  • 社内研修…社内の人間が講師を務める
  • オンライン研修…研修サービスを提供している企業のセミナーにWebで参加する

それぞれのメリット・デメリットは次の通りです。

研修方法 メリット デメリット
社外研修 他社の管理職・マネージャーとの接点ができる 時間・場所が決まっていること
社内研修 より自社に特化した研修内容になる 研修を実施する手間がかかる
オンライン研修 いつでも受講できるだけでなく、わからないところは何度も繰り返し見直せる 社の管理職・マネージャーと接する機会がない

<<マネジメント研修についてはこちらもチェック>>

マネジメント研修で習得すべき内容とは?おすすめサービスや体験談を紹介

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マネジメントの事例5選

ここからは実際に、マネジメント能力を生かしてきた先人たちの事例を見ていきいましょう。

Googleの「マネジメント8習慣」とは?

経営者が、部長や課長の管理能力に疑問を感じたら、Googleの「マネジメント8習慣」が参考になるかもしれません。

複数の課を束ねている部長にも、課長たちのマネジメント力を高めるために、この8つの習慣を理解しておくことは有効でしょう。

  1. よいコーチになる
  2. 部下に権限を委譲する
  3. 部下の幸せを願う
  4. くよくよしない
  5. チームメンバーの声を聴く
  6. 部下のキャリアを支援する
  7. チームのビジョンを示す
  8. 自分のスキルを磨く

一見するとどれも管理職として当たり前のように感じるかもしれませんが、しかしここには「世界企業」ならではの極意が含まれているのです。

世界規模のGoogleの8習慣を日本の中小企業が真似ても意味がない、と考える必要はないでしょう。Googleを複数のチームが集まった企業とみなせば、1つのチームは中小企業と同規模になります。

<<Googleの「マネジメント8習慣」についてはこちらもチェック>>

グーグルの「マネジメント8習慣」とは?日本企業の課題解決にも応用する方法

プロのバスケチームを企業のようにマネジメントしたら

「福島ファイヤーボンズ」というBリーグのバスケチームがすごく伸びています。今シーズンはB2リーグでチーム史上初の9連勝を達成。B1昇格のためのプレーオフ進出も決めました。ずっと応援している地元の人からすると「あきらかに異変が起きている」というレベルだそうです。

実はファイヤーボンズは、2年前から私たち「識学」の組織マネジメントの理論を取り入れて運営しています。

 

ファイヤーボンズのマネジメントを「面積」でたとえ、ご紹介します。縦軸にパフォーマンス、横軸に時間を取ったグラフを想像してみましょう。

多くのチームは、豪腕の助っ人外国人を連れてくることからわかるように、「いまこの瞬間の高さ」を最大にすることばかり考えているように思います。しかし、金銭的にこれが永続的に続くとは考えにくいでしょう。また、特定の選手にばかり頼っていると、どうしてもその選手の調子の波に勝敗が左右されてしまいます。

それに対して「面積」の考え方では、チームが「時間とともに成長していくこと」を前提にしています。ファイヤーボンズは、はじめから「チームが求める機能」を遂行できる選手ばかりではありませんでした。それでも、それができる選手が少しずつ増えていき、だんだん理想形に近づいていきました。

最初は高さが出なくても、時間とともに成長していく。そして後から振り返ったときに、面積はきちんと大きくなっているのです。

はじめから高さがあってもパフォーマンスに波があるようなチームと比較すると、最終的な面積は大きくなったりするイメージです。多くのチームは「いまこの瞬間の高さ」しかみていませんが、そもそも発想がまるで違います。

<<「福島ファイヤーボンズ」のマネジメントについてはこちらもチェック>>

プロのバスケチームを会社のようにマネジメントしたら、見ちがえるほど強くなった

学校教育に取り入れたい、マネジメントの視点とは

生徒が勉強する理由(欲求)を持ち合わせていなければ、勉強は続きません。

なぜなら、友達と過ごす時間やゲームをする時間を犠牲にして勉強しており、それらの時間(比較的長期間)と一時的に「褒められた」(短時間)ということを比較すると、友人との時間やゲーム時間のほうが子供に長時間喜びを与えているからです。

では、どうしたら生徒のやる気を引き出せるのか?

その方法をマネジメントで導くために、以下の2つをおすすめしています。

  • 内発的動機付けと外発的動機付け
  • 生徒を信頼したマネジメント

学校運営の中でも「マネジメント」の考えは役に立つのです。

<<学校教育に取り入れたいのマネジメントについてはこちらもチェック>>

学校教育に取り入れたい、マネジメントの視点とは

組織崩壊を引き起こしたモチベーションマネジメント

生命保険企業の営業マンは、基本的に営業所長自らが採用を実施し、育成をしていくというスタイルです。

ある所長は、所長就任後2年間で営業マンを18名から30名に増やし、その間離職者を1名も出さず、業績も右肩上がりで順調に伸ばしていきました。営業所長として3年目を迎えようとする直前、人事異動が発表され、その方は50名規模の営業所の所長を任せてもらえることになりました。

その営業所の前任者が非常に厳しく数字を求める人物だと有名であったため、私は真逆のスタンスで、優しく、初日から全員の社員との対話を始めました。人気のあるリーダーであれば業績は拡大するのではないかと考えたからです。

その結果、何が起きたのか。

日に日に数字が出なくなり、年齢が上の部下から説教を受けたり、社員の退社申し出が続いたりしました。

 

この事例について、「識学的に見たミス」について解説しています。結論、ルールの設定が大切であるということです。

<<組織崩壊を引き起こしたモチベーションマネジメントについてはこちらもチェック>>

組織崩壊を引き起こしたモチベーションマネジメント

ユニクロ創業者柳井正の組織マネジメント

今では日本を代表するアパレルブランドの「ユニクロ」も、最初は地方の零細企業に過ぎませんでした。そんなユニクロはいかにして世界でも指折りの企業に成長を遂げたのでしょうか。

答えは、創業者の柳井正氏が行った改善の繰り返しにあります。

ユニクロの親企業であるファーストリテイリングは、ユニクロ1号店のオープンから40年弱が経った今、年間2兆円を売り上げ、2000億円以上の利益を生み出す大企業へと成長しました。ITバブルの流れに乗れたわけでも、新しいマーケットを開拓したわけでもありません。戦前から存在する小売りという業界で、この成績を残しているのです。

 

個人の成長なくして組織の成長はありません。個を成長させるために、今の組織にどのような仕組みがあるのか。その仕組みは機能しているか。その仕組みは常に改善されているか。

それをチェックし、改善の号令を出せるのは経営者しかいません。

ユニクロの経営に共感される方はまず自分たちでできることから真似してみてはいかがでしょうか。

<<ユニクロ創業者柳井正の組織マネジメントについてはこちらもチェック>>

ユニクロ創業者柳井正の組織マネジメント

マネジメントに役立つ資格

マネジメントで取得しなければならない資格はありません。ですが、知識を体現的に学ぶためには、資格の取得は適しています。

マネジメント全般を学びたい人向けの資格

マネジメントには、プロジェクトの計画・実行・人や業務の管理など、幅広いスキルが必要です。マネジャーになりたい、もしくはマネジャーとしてステップアップしたい人に向けた、マネジメント全般のスキルを習得できる資格を紹介します。

●ビジネスマネジャー検定試験

ビジネスマネジャー検定試験は東京商工会議所が実施する、マネジャーの土台となる知識を学べる資格です。「人と組織のマネジメント・業務のマネジメント・リスクのマネジメント」と、総合的な内容を含むことが特徴。新任マネジャーやマネジャーを目指す人に向いています。

●MBA

MBA(Master of Business Administration)とは、経営学修士号・経営管理修士号のことです。経営学修士は大学院の修士課程を修了した場合に、経営管理修士は専門職大学院に通って専門職学位課程を修めた場合に取得でき、厳密にいうと資格には当てはまりません。

学位を得るには、MBAプログラムを設けた大学院に通うことが必須ですが、夜間授業や通信制度も充実しているので、企業で働く人でも参加可能です。プログラムでは、ヒト・モノ・カネ・情報に加え、高度な経営学や経営理論を学べます。

ヒトと働くうえで役立つ資格

チームのメンバーと関わりながら働くマネジメントは、人とのコミュニケーションがポイントです。メンバーの状況や特徴を把握したうえで、プロジェクトを実行することが求められます。

●ビジネスマネージメント認定試験

ビジネスマネージメント認定試験は、日本生活環境支援協会による資格です。人間関係を良好に保つ方法や、お互いがプラスとして働く関係性を構築するための心理トレーニング方法など、主に認知科学を活用した社員教育の知識が試験内容となります。協調性や自立する力が養われ、マネジメント職だけでなくその他の職種にも役立ちます。

●メンタルヘルス・マネジメント検定

職場でのストレス、不安、悩みが問題視されつつある現代においては、メンバーのメンタル管理も重要です。メンタルヘルス・マネジメント検定では、働く人のもつスキルを最大限に発揮させるために、必要となる心の健康管理を習得します。

自分のメンタルヘルスを整えるだけでなく、社員のストレスを未然に防ぐ方法など、ビジネスシーンにおけるメンタルヘルス全般が学べます。検定は、人事労務管理スタッフ、経営幹部・管理監督者(管理職)・一般社員の3つのコースに分かれています。

専門分野に関連する資格

マネジメントでは、会計や経営に関する知識など、専門的な知識も必要です。そういった知識を得ることで、専門的な視点から物事を考えられ、今後の円滑な業務遂行が期待できます。

●社会保険労務士

社会保険労務士は、雇用契約・労働環境・社会保険などに関連する法律を習得する資格です。資格を取得することで、労働、社会保険に関する諸問題や年金の相談を受けるコンサルティング業務を行えます。

社会保険労務士に必要な習得時間は1,000時間程度といわれているほど、難易度の高い国家資格です。働きながら資格の取得を目指している方は、オンライン講座や社会人向けのコースを活用すると良いでしょう。

●日商簿記検定

日商簿記検定は、お金に関する知識が必須のマネジメントに役立つ資格です。2級は、経営管理に役立つ知識として、企業が目安にしているレベルです。高度な商業簿記や原価計算を含む工業簿記を習得することで、経営内容を把握できます。

マネジメント職は業務を遂行するなかで、利益拡充も視野に入れなければなりません。数字に基づいた理論的な判断能力を身につけることで、さまざまな場面で活躍できます。

以下の記事で、マネジメントに役立つ資格を他にも紹介したり、資格を取得するときの注意点についても解説したりしています。

<<マネジメントの資格についてはこちらもチェック>>

マネジメントに役立つ資格とは?求められるスキルや役割を紹介

★リンク要確認(マネジメント 資格の記事)★

政府のマネジメントに対する見解

政府も管理職のマネジメントのあり方に言及しています。

管理職のマネジメント能力に関する懇談会の報告書によれば、管理職のマネジメント層には以下の能力が必要だとされています。

  • 方向性の提示
  • 創造的な組織づくり
  • 判断・調整・優先順位付け
  • コミュニケーション
  • 組織力の発揮
  • 人材育成
  • ワークライフバランスとダイバーシティ
  • コスト意識
  • 組織の規律維持

ドラッカーの提唱するマネジメント層に必要とされるスキルと違うのは、ワークライフバランスとダイバーシティといった新しい考え方です。

また、Society5.0などの理想社会に向けての人材育成もマネジメント層に期待される能力として提示されています。

時代によってマネジメントに必要なスキルは増えていきますので、今後マネジメント層には、より一層のスキルが必要とされます。

間違ったマネジメントとは?

ここまでマネジメントについて解説をしましたが、中には間違ったマネジメントを実施している管理職も見受けられます。

そこでよくある間違ったマネジメント方法を解説します。

  • モチベーションを重視する
  • 部下に細かい指示出しをする

モチベーションを重視する

よくあるマネジメントの間違った例として、モチベーションを重視するということが挙げられます。

「社内でイベントを実施しているのに社員のモチベーションが向上しない」「飲みに連れて行き悩みを聞いているのに社員のモチベーションは右肩下がり」

こうしたお悩みをお持ちの経営者の方もいるのではないでしょうか。

そもそも、こうした悩みを抱えている時点でマネジメントを勘違いしている可能性が高いです。

部下の生産性を向上させるために最も重要なのは、「位置」と「結果」です。

つい生産性を上げるためにはやる気が重要だと短絡的に考えてしまいがちですが、部下に状況を把握させ、求める結果を提示することが管理職の仕事です。

これができれば、仕事をするのは部下にとって当たり前のことに変わります。

このように、管理職が指導をすることで、部下の生産性は向上します。モチベーションを上げようと力を入れるのではなく、「目標を達成したことにより、モチベーションを感じる」という組織が、本来あるべき姿なのです。

部下に細かい指示出しをする

部下に細かい指示出しをする上司も、よくあるマネジメント失敗例です。現在マイクロマネジメントが問題になっていますが、そもそもしっかりとしたマネジメント理論が構築されていればそんなことはおきません。

管理職に求められるマネジメント能力は、部下を独り立ちさせる能力です。部下のために目標を設定し、難しいと感じたら目標を下げて、あくまでも部下ひとりで走らせる。一度でも目標を達成することができれば、次に部下がチャレンジできる課題は大きくなっているはずです。

これはマネジメントを研究した弊社ならではの識学メソッドでもあります。

まとめ | マネジメントを学ぶなら識学

本記事ではマネジメントの役割と意味をわかりやすく解説しました。

ドラッカーによって構築されたマネジメントは時代が変わるごとに変容をとげ、少しずつ求められるスキルも変わってきています。

弊社ではあなたの企業とあなたの社員を変えるマネジメント手法「識学」を利用したマネジメントの解決策を提示しています。

事実、弊社では、2,000社を超える企業と経営者様に「組織マネジメントの悩み」を伺い、「成果を出すための解決策」を提示し、結果を出してきました。

是非あなたの課題解決に「識学」を活用してみてください。

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