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【スラムダンク】桜木花道は優秀なリーダー!マネージャーが知っておきたい優秀な問題児の特徴と扱い方

スラムダンク桜木

1990年から1996年に 『週刊少年ジャンプ』で連載された、バスケット漫画『スラムダンク』。

問題児の主人公・桜木花道が、バスケを通じて成長する姿は、多くの人に感動を与えてくれました。

本記事では、桜木花道のリーダーシップや名言を中心に、優秀な問題児を扱う心構えについて解説します。

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バスケ部・桜木花道から学べるリーダーシップがマネジメントに役立つ理由とは?

桜木花道は確かなポテンシャルとリーダーへの適性を持っていながらも、会社員であれば確実に上司の頭を悩ませる「問題児」。

部下をマネジメントするにあたって、全員に同様の指導をしてもうまく行かないことが多々あります。

上司の指導を聞かなかったり自発的に動いてしまったりする部下もいるでしょう。

桜木花道のようなタイプは気分屋で天邪鬼のため、一筋縄ではいきません。

基本を教えながらも本人の長所や個性を活かし、ある程度の自由を確保した上で仕事に取り組ませる必要があります。

問題児・桜木花道のリーダーシップを学ぶことは、ユニークな人材をいかにリーダーとして成長させるか、というマネジメント手法に繋がります。

スラムダンクには、

  • 実力はあるが言うことを聞かない部下をどう指導するか
  • その部下が成長した暁に、どのように力を発揮しているのか

ということがはっきりと描かれているのです。

主人公・桜木花道とはどんな人物?身長/誕生日/声優などのプロフィールと併せて紹介

名前 桜木花道
身長 188cm→189.2cm
体重 83kg
所属 翔北高校バスケ部
背番号 10番
ポジション パワーフォワード
誕生日 4月1日
声優 アニメ:草尾 毅

 映画:木村昴

主人公・桜木花道は、何かあるとすぐにキレてしまい、誰も手をつけられないほどの不良高校生です。

しかしバスケと出会い、魅了されて少しずつ才能を開花させていきます。

また、初心者でビックマウスということもあり、最初はチームの足を引っ張ってばかりでした。

しかし、安西先生やキャプテン・赤木の指導、同級生の流川をはじめとしたライバルに触発され、驚異的な成長を遂げます。

桜木が練習や試合を重ねるごとに成長し、周りも徐々に桜木を認めていきます。

最終章では、強敵・山王高校に勝利するきっかけとなるほどの活躍を見せました。

関連記事:【スラムダンク】湘北キャプテン・赤木剛憲が超優秀なリーダーである理由をリーダーシップ論から解説

【補足】桜木花道の父親は死亡している?

家族の話が一切描かれていない桜木ですが、安西先生が倒れた時に一度だけ父親が回想シーンで登場します。

中学生の桜木花道が自宅に帰ると、父親が玄関で倒れていました。

急いで近くの病院に走って向かいますが、さっきまで喧嘩していた不良8人に囲まれてしまいます。

「親父が倒れてたんだ!どいてくれー」

桜木花道は叫びますが、殴られ続けて病院に行けないところで回想シーンが終わります。

桜木花道の父親はその後一切出てこないため、亡くなったのではないかという説が出ています。

桜木花道が湘北バスケ部に入部した経緯

湘北高校に入学した桜木は、一目ぼれした同級生でバスケ部サポーターでもある赤木晴子に勧誘され、バスケ部への入部を決めます。

桜木の身長や身体能力の高さを見た晴子は、彼がバスケ部に必要な存在だとすぐに気づいたのです。

晴子に好かれたい一心でバスケ部に入部した桜木は、当初全くバスケに興味がありませんでした。

しかし練習や試合を重ねていく中で、バスケの面白さに惹かれていきます。

また、流川や仙道などのスター選手と関わる中で、桜木の負けず嫌いな性格から、よりバスケに没頭していきます。

全くの無名だった桜木ですが、最終的には敵チームにも実力が認められるようになり、湘北高校バスケ部になくてはならない存在になりました。

関連記事:【スラムダンク】安西先生が教えてくれる、優秀な指導者たりえる要素

桜木花道の名言集|愚直な強い想いがチームのモチベーションを上昇させる

桜木花道の言動は、ビッグマウスな部分が多く、最初はメンバーから毛嫌いされてしまいます。

しかし、その言葉を本気で達成しようとするかのように、地道な努力を重ねて成長していく桜木を見て、徐々に周りも存在を認めるようになっていくのです。

また、桜木の努力や素直さがチームにも良い影響を与え、インターハイ出場という大きな夢を叶えました。

桜木は、選手としてはもちろん、チーム全体のモチベーションを向上させる役割を担っています。

これは本来、チームリーダーに求められがちな能力であり、桜木がリーダーとしての資質を備えていることを示唆します。

ここからは、桜木花道の言葉がどのようにしてチームのモチベーション向上に繋がったのか、解説していきます。

関連記事:プロのバスケチームを会社のようにマネジメントしたら、見ちがえるほど強くなった

オレに今できることをやるよ!やってやる!

試合中、キャプテン・赤木が負傷した穴を埋めようとした際の言葉です。

インターハイをかけた大事な場面で負傷してしまった赤木。

やっと掴んだインターハイ出場へのチャンスを逃したくない一心で、無理をしてでも試合に出ようとする彼の言葉を、ロッカールームの外で聞いていた桜木は奮起します。

当時の桜木は基本的なプレイをこなすのが精一杯でした。本人もチームメイトも、赤木の代わりが務まるとは考えていません。

しかし桜木の精一杯のプレーはチームメイトに伝わり、チーム全体の底力を引き出します。

能力が至らずとも、行動と発言によってチームのベクトルを操作できる例と言えるでしょう。

特に、至らない自身を認めることは難しい分、人の心に刺さります。

できないなりに先頭を走ろうとするリーダーをサポートする、というひとつの「目的」を部下に与えることも、チームマネジメント手法のひとつだと考えられます。

オレがその分伸びればいーんだ

山王戦を目前に、たまたま赤木たちの話を聞いた桜木が言った名言です。

山王メンバーは過去最強の実力と言われ、翔北が勝てるとは誰も思っていません。

湘北のメンバー内でも、山王に勝てないのではという不穏な空気が漂っていました。

しかし、試合当日の朝に桜木は「たとえ現段階で負けていたとしても、自分が伸びれば山王を倒せると」考え、朝練を続けます。

現実的に考えれば呆れられそうな台詞ですが「最後の最後まで諦めずに行動する」彼の愚直さによって、チームメイトの緊張はほぐれていきました。

諦めずに行動することは当然重要ですが、それを部下に態度で示し、共に向上していこうと思わせることこそが、チーム全体を牽引するリーダーには不可欠な能力と言えます。

天才ですから

桜木花道の代名詞のような名言で、作中では度々登場します。

その中で特に印象的なのは、漫画のラストシーンです。

山王戦に勝利を収めた湘北高校は、次の試合であっけなく負けてしまいます。

背中を負傷した桜木は、リハビリのための入院で、一時学校を離れることになります。

浜辺で晴子から来た手紙を読む桜木を、入院先の看護師が呼びにきます。

「今日のリハビリはきついわよ」と言う看護師。その看護師に向かって、最後に「天才ですから」と言って漫画は完結します。

並みの人物が放っても寒いだけの台詞ですが、努力をし続け結果を出した桜木が言うことで説得力を増しています。

リーダーがチームをまとめ引っ張っていく際には、時に桜木のような「自信に満ち溢れた態度」を必要とする場面もあります。

特に部下が不安がっているとき、大きな課題に挑戦するときなどがそうでしょう。

いざというときに備え、日頃から努力を惜しみなく部下に伝えるべきです。

桜木花道を扱うリーダーの心構え

ビジネスにおいても、桜木のように正しいことを言って指導しても響かない部下はいます。

もし自分の部下が桜木のような人物だった場合、どのようにマネジメントすればいいのでしょうか。

最後に、桜木のような問題児を扱う際のリーダーとしての心構えをご紹介します。

関連記事:リーダーシップを発揮する方法とは?

理屈ではなく想いを伝えることで背中を追わせる

理屈ではなく、リーダーとしての自分の思いをしっかりと伝えましょう。

例えば桜木がバスケ部に入部した最初の1週間、赤木は基礎練習ばかりをやらせました。

コートの隅でドリブルを左右500回ずつ行い、失敗したらやり直しという非常にハードなものです。

ダンクや派手なプレーをしたい桜木は、練習メニューに文句を言いますが、赤木は基礎の重要性を説き続けます。

最初はバカにしていた桜木ですが、特訓したシュートが試合で入りリバウンドが取れることで、基礎練習の大切さを知ります。

そこから赤木を信用するようになり、成長スピードが一気に上がりました。

ビジネスにおいても、理屈では通用しないことが多々あります。

部下に理屈を並べて指導するのではなく、上司として背中を見せて自分の後を追わせることが重要です。

勝気な性格をうまく扱い、挑戦させる

ある日の練習後、流川は三井に1on1を挑み、見事に勝利します。

それを見ていた桜木は流川に勝負を挑みますが、流川は一切相手をしません。

流川の態度に怒りを覚えた桜木は、流川を挑発し、見事1on1に持ち込みます。

桜木のようなタイプの部下は、先述の通り理屈による指導を嫌う傾向にあります。

こちらの指示が通りにくいのであれば、本人のやる気によって挑戦させるしかありませんが、その際には本人の勝気な性格を利用させてもらいましょう。

本人の性格を理解して、的確な目標設定をするのも、リーダーの重要な心構えと言えるでしょう。

【注意】桜木花道は扱いを間違えるとチームを崩壊させる諸刃の剣

自信家で気性が荒い桜木花道ですが、『スラムダンク』の中では安西先生やキャプテンの赤木、ライバルとの出会いから大きく成長しました。

しかし桜木花道のような性格の場合、一歩間違えると逆にチームを崩壊させる可能性がある危険人物にもなります。

もし桜木のような部下がいた場合、リーダーは扱い方に細心の注意を払いましょう。

まずは、信頼関係を作り自分自身が尊敬されることです。

部下に指導する際、口だけで行動が伴っていなかったり頭ごなしに怒っていませんか。

自分の背中を見せて、部下から信頼されるリーダーを目指しましょう。

まとめ|部下の信頼を得るためには、様々な面を使い分けよう

リーダーとしてのマネジメント方法について、『スラムダンク』の主人公・桜木花道を例にしてご紹介しました。

部下によって性格や伸びるポイントは違います。

つまりマネジメント方法は、一つではないのです。

大事なことは、部下それぞれに合った指導方法で信頼を得ること。

そのためには、様々な指導スキルを持っておく必要があります。

今回の記事を参考にして、自分のマネジメントスキルに活かしてください。

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