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履修履歴面接(リシュ面)とは?目的やメリット・デメリット、質問のポイントを解説

履修履歴面接(リシュ面)とは?

採用面接において企業側がすべきなのは、応募者のスキルや才能、自社への適正を見極めることだけではありません。

応募者は企業に対して良い印象を与えたいがために、嘘や誇張したアピールをすることがあります。

したがって、企業はそうした嘘や誇張を見抜くことが重要なのです。

そこで近年注目されているのが「リシュ面」と呼ばれる履修履歴面接です

本記事では履修履歴面接について、

  • 概要や目的
  • メリット・デメリット
  • 質問のポイント

などを解説していきます。

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履修履歴面接(リシュ面)で嘘を見抜く

履修履歴面接とは「リシュ面」とも呼ばれる面接手法で、学生に対して履修履歴や成績表を提出してもらい、その内容に沿って面接を進めていきます

成績証明書などに基づいて面接を進めるため、学生の嘘や脚色を見抜くことができ、学生の人柄を把握しやすくなります。

面接においては、成績の良し悪しだけを見るのではなく、

  • 何を学んだのか?
  • 何を習得したのか?
  • 業務にどのように活かせるのか?
  • どのような考え方や行動をしてきたのか?

といった面を把握することが重要です。

履修履歴面接(リシュ面)を行う目的

ここでは、近年、履修履歴面接が注目されている背景を見ていきましょう。

学生の嘘や脚色を見抜く

履修履歴面接を行う1つ目の目的は、学生の嘘や脚色を見抜くことです。

採用面接において学生は、企業側から良い評価を得るために嘘をついたり事実を脚色・誇張することが少なくありません。

しかし学生が下記のように自己アピールをしたとしても、企業側はそれが嘘かどうか確認することは困難です。

  • 「アルバイトでバイトリーダーとして根気強く頑張り、スタッフをまとめていました。」
  • 「サークルの部長として多くのメンバーと一緒に大規模なイベントを開催しました。」

そこで役立つのが履修履歴面接です。

履修履歴面接では学生に対して何をどのように頑張ってきたのかを聞きますが、履修履歴として確認できる「事実」が企業側の手元にあるため、嘘や誇張は通用しません。

学生を深く理解することでミスマッチを防ぐ

履修履歴面接を行う2つ目の目的は、応募してきた学生が自社にとって最適かどうかを確認することです。

成績証明書や履修履歴といった客観的な「事実」をもとに面接を進めることができるため、学生がどのような考え方や資質を持っていて、どのような行動をしてきたのか、またストレス耐性などさまざまな側面でその適性を把握できます。

このように履修履歴面接は、学生をありのままに理解することによってミスマッチを防ぎ、定着率の向上を図ります。

履修履歴面接(リシュ面)のメリットとは

履修履歴面接を行うことで企業側が期待できるメリットは、学生の嘘偽りのない考え方や行動特性を把握することができる点です。

これにより等身大の学生を理解し、その個性や資質、人柄から、自社にマッチしそうかどうか、わかりやすくなります。

また「どの学生も似たりよったりに感じる」という悩みも解決するでしょう。

学生側のメリット

一方で、履修履歴面接には学生側にもメリットがあります。

それは、自身の強みや得意なこと、努力してきたことをアピールしやすい点です。

嘘をついたり脚色することなく、素直に自身が取り組んできたことや強みを話せばよいだけなので、肩の力を抜いてリラックスしながら自己アピールすることができるでしょう。

また、事実に基づいているため説得力が上がります。

履修履歴面接(リシュ面)のデメリットとは

一方で履修履歴面接には、デメリットもあるため注意しなければなりません。

企業側には明確な事実が手元にあり、それをもとに面接を進めていくことになります。

したがって学生にとっては大きなプレッシャーとなり、人によっては「圧迫面接だ」「嘘だと思われたらどうしよう」と感じて、萎縮してしまいます。

これでは学生の本来の姿や考え方を把握することができなくなってしまいます。

だからこそ、企業側は学生が緊張しすぎず、話しやすいように配慮する必要があります。

学生側のデメリット

一方で学生側にとっては、脚色や誇張ができない点がデメリットとなるでしょう。

質問を受けた際は、自身の評価が下がる可能性を意識しすぎずに、誠実に答えることが重要です。

まとめ:履修履歴面接では成績以外にも注目しよう

学力が高い学生を採用したいのであれば、成績だけをみて良い成績を収める学生を採用すれば良いでしょう。

しかし、履修履歴は人によって全く異なっており、同じ大学で同じ学部をでていても、必修以外の履修科目は異なります。

したがって、履修履歴には学生の興味関心が如実に表れており、それを参考にすることで学生の興味関心や学業に取り組む態度を把握しやすくなるのです。

例えば、履修履歴をもとに下記のような観点から学生の個性や人柄に踏み込んだ質問をすることで、より深く学生を理解できます。

  • 努力し続けたこと
  • 苦手な科目への取り組み方
  • 何に興味があるのか
  • 熱心に取り組んだ科目
  • 自身の強みや自信があること
  • 評価が低い科目への言及
  • 人と関わる能力
  • ストレス耐性

このように、学生の行動特性や性格を把握することで、入社後にどのように業務に対して取り組んでくれるか、または取り組めるか、そして自社の企業風土に合うかなどがイメージしやすくなるのです。

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