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入社式とは?目的や内定式との違い、オンライン開催の注意点も解説

入社式とは

入社式は、これから企業の一員として活躍が期待される新入社員の晴れの舞台です。

そんな入社式においては、企業がその目的や注意点などを正しく把握しておくことが求められます。

また、近年はオンライン入社式が増えつつありますが、どのように開催するのか把握しているでしょうか。

本記事では、入社式の概要や目的、内定式との違い、オンライン入社式について解説していきます。

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入社式とは

入社式とは、これから企業の一員となる新入社員を企業が迎え入れる式典です。

新入社員にとっては社会人としてのスタート地点であり、大きな一歩を踏み出す1日といえるでしょう。

一方、企業にとっても入社式は重要な意味や目的を持っています。

目的

入社式を行う最も大きな意味や目的は、新入社員に自社の一員として、そして社会人としての自覚を強く持ってもらうことにあります。

新卒採用の場合、多くの新入社員は少し前まで学生だったため、まだ学生気分が抜けていないケースも少なくありません。

しかし一度入社すれば、それ以降は自社の看板を背負って立つ社会人であるため、責任感と適度な緊張感をもってもらうことが重要です。

また、入社式では自社のビジョンや経営者の言葉を提示することで、自社のメッセージや価値観をより深く理解してもらうのも目的の一つと言えるでしょう。

入社式と内定式はどのように違うのか

入社式と混同されがちなものに「内定式」がありますが、両者はそれぞれ異なるものであるため注意しましょう。

まず、上述したように入社式は新入社員を迎え入れ、入社を記念する式典です。

一方で内定式は、内々定を出した学生に対して、企業が正式に内定を通知するための式典です。

内定式に出席した内定者は、それ以降に企業が内定取り消しを行うことは原則としてありません。

ですが、正式に企業の社員と見なされるのは入社式が終わってからとなります。

関連記事:【人事向け】内定式とは?開催時のポイントや注意点、ユニークな事例を解説

入社式で行われること

ここでは、一般的な入社式で行われることとその流れを簡単に見ていきましょう。

  1. 社長や経営陣の挨拶やスピーチ
  2. 先輩社員の祝辞
  3. 新入社員への辞令交付
  4. 新入社員の答辞・決意表明
  5. 記念写真の撮影
  6. オリエンテーション・研修
  7. 飲み会や歓迎内などの懇親会

新入社員は入社式に出席することによって、学生気分を払拭し、社会人として自覚を持ち、気持ちを引き締めるのです。

近年増加傾向のオンライン入社式とは?

従来では同じ会場に新入社員が一堂に会する入社式が一般的でしたが、近年では新型コロナウイルスの影響によってオンライン入社式が普及しつつあります。

オンライン入社式とはその名の通り、Zoomなどインターネットを使って遠隔で開催する入社式のことです。

実際に株式会社マネーフォワードではZoomを用いた入社式を開催しました。

新入社員にはあらかじめパソコンを配り、日本全国から新入社員を含めた総勢70人が出席したようです。

それぞれの拠点をつなぐことも

オンライン入社式ならではの利点を活かした入社式を行ったのが、パーソルグループです。

同社では日本全国に設けた会場や、自宅をオンラインで結んで入社式を行いました。

この方法であれば、遠方に住んでいる人でも仲間との一体感を感じることができ、入社式の役割を果たせるでしょう。

関連記事:全社会議とは?web会議やオンライン上で行う注意点や目的・意味を解説

オンライン入社式のメリットとは

ここでは、オンライン入社式ならではのメリットを解説していきます。

感染防止対策になる

最も大きなメリットは、感染防止対策になることです。

そもそもこれを目的としたものであるため当然ですが、参加者は自宅や会場から出席でき、大人数が同じ会場に集まることがないため、密を回避できます。

また、会場に向かうまでの移動に伴う感染リスクを下げられるなど、参加者にとっても社会にとっても大きなメリットとなります。

新入社員が気軽に参加できる

2つ目のメリットは、新入社員が気軽に参加できることです。

新入社員のなかには遠方から会場に足を運ばなければならない人や、1人で社会人として踏み出すことに不安を感じている人も少なくありません。

そのようななか、自宅から出席できるオンライン入社式はハードルが低く、気軽に参加できます。

また、移動に伴う時間やお金などのコストもかからないため、新入社員にとってはメリットが大きいでしょう。

オンライン入社式の注意点とは

オンライン入社式はメリットが多い一方で、初めての開催となると途中でトラブルに見舞われる可能性があります。

したがって、企業は入念に準備をしておくことが重要となります。

どのような準備が必要か見ていきましょう。

インターネット環境を整える

まず、企業側と参加者側のインターネット環境をあらかじめ整えておかなければなりません。

社内の環境は整えやすいですが、新入社員の家にインターネット環境がない場合は、モバイルルーターなどを配布する必要があります。

また、参加に必要なパソコンやタブレットなどのデバイスがなければ、それらも必要に応じて配布しましょう。

ツールの選定・動作確認

インターネット環境とデバイスだけではオンライン入社式はできません。

ZoomやSkypeなどのツールを選び、当日までに動作確認をしておくことが重要です。

当日になって初めて使う場合、予期しないトラブルや不測の事態が生じるリスクがあるため、必ず事前にチェックしておきましょう。

まとめ:今後よりいっそう「オンライン化」は加速する

少し前まではオフラインで行われていたことが、気づけばオンラインで行われるようになりました。

そのおかげか、不要だったものが淘汰される時代になっています。

たとえば不要な会議。ただ部下を詰めるだけの会議は生産性が低く、オンラインで実施する必要はなくなりました。

今後は今まで以上に、会社の業績に直結する会議、目的を明確化したオンライン面談が必要とされることでしょう。

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