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【0からわかる】仮想通貨とは?やさしく解説!

近頃よく名前を聞くようになった「仮想通貨」ですが、なんとなくイメージは浮かんでも、詳しくは理解していないという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、今さら聞けない「仮想通貨」についてやさしく解説をします。

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仮想通貨とは?

仮想通貨とは、インターネット上でやりとりができる仮想の通貨のことです。

仮想通貨は、暗号資産とも呼ばれることもあります。

なお、「資金決済に関する法律」の定義に基づくと以下が仮想通貨の定義です。

(1)不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨(日本円や米国ドル等)と相互に交換できる

(2)電子的に記録され、移転できる

(3)法定通貨または法定通貨建ての資産(プリペイドカード等)ではない

引用:https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=421AC0000000059

具体的な仮想通貨の例としては、アメリカのテスラが所有していたことで話題になったビットコインや、Meta社(旧Facebook)が社名を変更したことで一躍有名となったメタバースの関連通貨、イーサリアムが挙げられます。

仮想通貨は今までの決済システムを変える仕組みとして将来的にも有望なものですが、Mt.Gox社のハッキング事件、コインチェック社のネム流出事件などのネガティブなニュースも多く報道されたため、怪しい・セキュリティが低いと認知されることもあります。

関連記事:ビットコインとは?仕組みと危険性、今後の動きを解説

仮想通貨と法定通貨との違い

仮想通貨は、従来のお金の仕組みの根本を変える新技術です。

仮想の通貨というとオンラインゲーム内のコインのような印象を持つかもしれませんが、その根本は今までのお金のあり方、仕組みを変える破壊的イノベーションです。

仮想通貨の意義を理解するために、ここからは一般的な法定通貨と、仮想通貨との違いを明確にしておきましょう。

一般的な法定通貨とは?

法定通貨とは、円やドルのように私たちが日常的に使う通貨のことです。

例えば、日本円は、日本政府にその価値を認められており、納税に使用することができます。

私たちは日常的に円を使用し、銀行にお金を預けていますが、ここで理解しておきたいのは、日本円に以下3つのリスクがあるということです。

  • 政府が破産したら価値が認められなくなる可能性がある
  • 政府は自由に発行枚数を増やすことができる
  • 銀行が破綻したら預けている日本円は返ってこないリスクがある(※)

もちろん上記のリスクは容易に起こることではありませんので、私たちは普段あまり意識していません。

しかし、国に価値を裏付けられた通貨は、国の信頼性が低くなれば、それに合わせて価値が暴落する可能性があります。

以上が、私たちが何気なく使っている法定通貨のリスクです。

※預金保険制度の対象となる預金の場合は、1金融機関ごとに元本1,000万円まで、破綻日までの利息は保護されます。

参考:預金保険制度 | 金融庁

法定通貨との違い

仮想通貨と法定通貨との大きな違いは、先ほど紹介した「法定通貨の3つのリスク」が解消されるということです。

まず、ビットコインを初めとする仮想通貨には中央管理者がいないケースがほとんどです。

例えば、ビットコインについては、既に2,100万ビットコインを上限とすることがあらかじめ決まっているため、法定通貨のように経済状況に合わせて追加で発行されることはありません。

そして、銀行のように誰かが仮想通貨の送金取引を中央集権的に操作するわけではありません。

仮想通貨取引の履歴は、全ユーザーによって監視されているため、不正が起こることが少ないのです。

つまり、仮想通貨は政府なしに価値を保存することに成功した通貨だといえます。

そして、銀行なしに送金ができるため、今まで以上に決済に係る取引料金が安くなります。これらの特徴が、今までの法定通貨と仮想通貨との違いです。

関連記事:ブロックチェーンとは?技術の仕組みやメリット・活用事例をわかりやすく解説

代表的な仮想通貨3つ

仮想通貨といっても、その種類は2022年時点で15,000種類にも及ぶと言われています。

ここからは、そのうち代表的な仮想通貨を3つご紹介します。

ビットコイン

仮想通貨といえばビットコインが最初に思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?

ビットコインは「Satoshi Nakamoto」という人物が提唱したとされる、ブロックチェーン技術を用いて開発された最初の仮想通貨です。

ブロックチェーンとは「取引履歴を暗号技術によって1本の鎖のようにつなげ、正確な取引履歴を維持しようとする技術」のことで、各取引がブロック(情報)となって保存されています。

2009年に開発されたビットコインは、オープンソースと呼ばれる、誰でも閲覧可能な決済システムを利用しているため透明性が高く、改ざんが行われにくいのが特徴です。

イーサリアム 

イーサリアムはブロックチェーン技術より作成された、プラットフォームの総称です。

イーサリアムのプラットフォームを使用すると、アプリケーションを開発できると認識しておくとわかりやすいです。

例えば、イーサリアムのプラットフォームを介して作成された人気アプリケーションとしては「Sorare」が挙げられます。

Sorareは今話題のNFT(Non-Fungible Token)を活用したゲームとしても有名です。

世の中の仮想通貨を2つに分けると、ビットコインと、その他すべての多様な仮想通貨すべてをまとめて指すアルトコインという2つの通貨に分けられ、イーサリアムはアルトコインの代表です。

現在は「Sorana」「Avalanche」などのビットコインやイーサリアムの弱点を克服したブロックチェーン第三世代と呼ばれる仮想通貨が登場していますが、イーサリアムは第二世代。

仮想通貨の人気を牽引してきた代表的な仮想通貨であることに、間違いありません。

関連記事:【次世代スマホ】「イーサリアム」とは?メタバースやNFT他の仮想通貨との違いも解説!

リップル

ビットコインやイーサリアムが非中央集権的な仮想通貨なのに対し、リップルはリップル社が管理をする中央集権的な仮想通貨です。

将来的には分散化される可能性はありますが、その管理体制は現在の法定通貨と似たような仕組みだと考えて問題ありません。

ただし、リップルと法定通貨との違いは送金手数料の安さにあります。

現在、国際送金を行う際には、海外のコルレス銀行と、国内との銀行とのやり取りが発生するため、国際送金には高い手数料、時間を要しています。

一方で、リップルが可能にするのは素早い送金と安い取引手数料です。

従来のようにコルレス銀行を経由せず、独自の承認形式を使用するためコストが安く済むのです。

このため、リップルは送金用の通貨(ブリッジ通貨)として、国際送金の分野で注目される仮想通貨といえるでしょう。

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まとめ

仮想通貨について語る際、ついその仮想通貨が儲かるのか、儲からないのかという投機的な視点に立ってのみの話がされることがありますが、仮想通貨の本来の意義は、今までの法定通貨とは違う機能を持っていることにあります。

仮想通貨を保持するということは、仮想通貨の掲げるプロジェクトを応援することである。

このように考えると、仮想通貨を投機的に見るのではなく、長い目でそのあり方全体を見ることができるようになるでしょう。

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