チームの営業力やマネジメント力を高めたいのであれば、営業戦略や管理手法に関する本を読むことがおすすめです。
そこで本記事では、営業組織運営に役立つ本を7冊厳選してご紹介します。組織づくりでお悩みの方やマネジメント力を高めたい方はぜひチェックしてみてください。
目次
営業組織を運営する際に役立つ本7選!
ここからは、営業組織運営に役立つ本を7冊ピックアップしてご紹介します。主に営業組織を率いるマネージャーや管理職の方におすすめです。
なお、営業戦略については「営業戦略の立て方を8つの手順で分かりやすく解説! おすすめのフレームワークも紹介」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
1. 人を動かす
デール・カーネギー氏の著書『人を動かす』は、あらゆる自己啓発本の原点とも言われる名作です。歴史的なベストセラーで、国や時代を超えて読み続けられています。
主な内容は、人を動かす原則・人に好かれる原則・人を説得する原則・人を変える原則など、人間関係に関する事柄です。難しい内容に思えますが、笑顔を忘れない・聞き手にまわる・誤りを認めるといった、誰でも実践できる行動に落とし込まれています。
具体的な事例や実話を交えて解説されているのも大きな特徴です。営業組織のマネジメントに関わるのであれば、一度読んでおいて損はないでしょう。
▼デール・カーネギー氏の著書『人を動かす』
2. 7つの習慣
スティーブン・R・コヴィー氏の著書『7つの習慣』は、全世界で4,000万部以上を売り上げている定番のビジネス書です。本書は、人格主義を中心にまとめられており、小手先のテクニックではなく、自分の人格を磨いて高めることこそが大切だと説かれています。
コヴィー氏は、毎日の習慣を継続することによって人格が磨かれると語っています。本書を参考にして目標達成に向けた行動を繰り返すことで成功に近づけるでしょう。
人間関係の構築やコミュニケーションの大切さについても記載されています。営業組織のマネジメントや管理に役立つ知見も多く得られるでしょう。
▼スティーブン・ R・コヴィー氏の著書『7つの習慣』
3. THE MODEL
『THE MODEL』は営業組織の管理はもちろん、マーケティングやインサイドセールス、カスタマーサクセスについて詳しく学べる一冊です。
スマートフォンの普及やユーザーの消費行動の変化に合わせて、企業側も営業活動やマーケティングの方法を変えていかなければなりません。
本書を読むと、マーケティング部門や営業部門が共業する大切さ、組織のパワーを引き出すテクニック、営業支援ツールの運用の基本など、新しい営業スタイルやマネジメント手法を学べます。
管理職が注目すべき指標や営業担当者のメンタルを管理するコツなども紹介されており、現場で役立つ知識や実践的なテクニックを習得できるでしょう。
▼『THE MODEL』
4. 最強の営業戦略
『最強の営業戦略』は、経験豊富なマネージャーだけではなく、これから管理職になる方にもおすすめのビジネス書です。営業力強化・組織変革・コスト削減・業務改革・マーケティング戦略など、営業に欠かせない項目について網羅的に解説されています。
物事の考え方や見方の枠組み(フレームワーク)も体系的に提示されているため、営業戦略の立案にも役立つでしょう。
また現実的なリスクをどのように把握するか、マーケティングやセールスをどのように展開していくか、といったポイントについての実践的なヒントも充実しています。
実際のプロジェクトで効果が実証されたアプローチ方法ばかりであるため、知っておいて損はありません。
▼『最強の営業戦略』
5. TIME TALENT ENERGY
『TIME TALENT ENERGY』は、チームの生産性を向上させる手法を学べる一冊です。本書では、戦略コンサルティングファームであるベイン・アンド・カンパニーによる調査と分析をもとに、生産性を高めるマネジメント手法について解説されています。
本書の中で重要視されているのは、タイトルのとおり、時間(TIME)、人材(TALENT)、意欲(ENERGY)の3つです。これらの希少資源を有効活用することで、チームの生産性が向上すると記載されています。
多くの企業が陥りがちなマネジメントの欠如についても解説されているため、自身のチームのことを想像しながら当てはまる部分はないか確認してみるのがおすすめです。
▼ 『TIME TALENT ENERGY』
6. ザ・マネジメント
『ザ・マネジメント』は、営業成績を高めたいマネージャーや管理職の方におすすめの本です。営業を仕組み化する方法や部下のやる気を引き出すコツなど、強いチームを作るために必要な内容を学べます。
一般的なビジネス書とは異なり、小説形式で勉強できるのも大きな特徴です。主人公が業績悪化に苦しんでいる中小企業に出向し、出向先の社員と議論しながら意識やマネジメントの変革をしていくというストーリーに沿って、さまざまな知識を習得できます。
物語を楽しみながら勉強できるため、読書が苦手な方でも無理なく読み進められるでしょう。
▼ 『ザ・マネジメント』
7. 組織力を高める
『組織力を高める』は、強いチームを作るために必要な要素について学べる一冊です。本書の中では、組織力とは戦略能力と遂行能力を掛け合わせたものだと定義されています。
さらに、組織の中にいる上司や部下、マネージャーの行動こそが組織力に大きな影響を与えることも指摘されています。
組織力を高めるためには、まず上に立つ上司やマネージャーが行動し、その上で結果を出せる人材を育てることが欠かせません。
本書を読めば、上司やマネージャーとしての正しいマインドの持ち方や、部下へ積極的に働きかける方法を学べ、組織力の向上を図れるでしょう。
▼ 『組織力を高める』
営業組織の運営に役立つ本の選び方
営業組織の運営に関する多くの本が出版されていますが、全てを読めばよいわけではありません。自身や自社に適した本を選ばなければ、現場で役立つ知識を得られないため注意しましょう。本を選ぶときのポイントは以下のとおりです。
自社の業界・業種の本を選ぶ
営業組織の運営について学ぶのであれば、自社の業界や業種に合った本を選ぶのが大切です。営業戦略の立て方やチーム運営の方法は、業界や業種によって大きく異なります。
自社の業界が言及されている参考書を選べば、具体的かつ実践的な知識を得られるでしょう。
営業手法に適した本を選ぶ
営業と一口で言っても、個人営業や法人営業、インバウンドセールスやアウトバウンドセールスなど、さまざまな手法があります。自社や自身の組織が売り込むサービスや商品、注力したい営業手法に適した本を選びましょう。
自身のキャリアに適した本を選ぶ
自身のスキルレベルや経験に適した本選びも大切です。新人マネージャーであれば営業組織の運営に関する入門書、中堅やベテランのマネージャーであれば難易度の高い参考書など、キャリアに合わせて選びましょう。
本を購入する前に目次をチェックして、自分に必要な内容が記載されているかを確認するのがおすすめです。
自身のキャリアや業種に合った本を読んで営業組織の運営を学ぼう
今回は、営業組織の運営やマネジメントに役立つ本をピックアップして紹介しました。自身のキャリアや自社の営業手法に適した本を選んで読むことで、現場で活用できる知識を効率よく習得できるでしょう。
また営業組織に関する課題をすぐに解決したい場合は、株式会社識学へご相談ください。
組織づくりやリーダーシップ、マネジメントに関するお役立ち資料を無料でダウンロードできる他、無料のマネジメント相談も受け付けていますので、お気軽にチェックしてみてください。