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MDMとは?必要性や機能、選び方、運用・導入方法を解説

MBM

近年、ビジネスにおいてスマートフォンやタブレットは欠かせないアイテムとなりつつあります。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴うリモートワークの普及も、この状況を後押しする要因の1つでしょう。

しかし、モバイル端末を仕事で用いる際は、盗難や紛失などに伴う情報流失のリスクがあるため、適切に管理しなければなりません。

そこで今回は、ビジネスにおけるモバイル端末の管理手法・システムである「MDM」について解説していきましょう。

本記事ではMDMについて、

  • 概要
  • 必要性
  • 機能
  • 選び方
  • 運用・導入方法

上記5つのポイントに分けて見ていきます。

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MDMとは

MDMとは「Mobile Device Management」の略称で、日本語では「モバイルデバイス管理」と呼ばれます。

スマートフォンやタブレットなどを業務利用する際に、これらのモバイル端末を統合的かつ効率的に管理する手法、それを実行するシステム・ソフトウェアのことを指しています。

近年はモバイル端末のビジネス利用が浸透しており、生産性の向上や業務効率化などのメリットが期待されていますが、これと同時に重要視されているのが、企業によるモバイル端末の管理です。

従業員が業務に利用するモバイル端末を適切に管理しなければ、情報流失などのリスクがあるためです。

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MDMはなぜ必要なのか

モバイル端末の一括管理においてMDMは効果的ですが、MDMが求められる背景には下記のようなものも挙げられます。

紛失・盗難対策

まず、最も大きな理由として挙げられるのが、モバイル端末の紛失・盗難対策です。

MDMでは、下記のようなことが可能になります。

項目 内容
パスワードの強制 すべての端末にパスワードロックを強制できる
遠隔操作 盗難や紛失した際に、遠隔操作でロックできる。

また、遠隔操作でデータを消すこともできるため、情報流失のリスクを避けられる。

リモートワークのおけるセキュリティ対策

近年、MDMの導入が求められる理由として多く挙げられるのが、リモートワークにおけるセキュリティ対策です。

従業員に業務用端末を支給して業務効率化を図る企業が増えましたが、ウイルス対策などの懸念点もあります。

そこでMDMを導入することでセキュリティ対策を行い、情報流出のリスクを下げているのです。

関連記事:在宅勤務とテレワークの違いは?サボったらバレる?昇格しにくいって本当?

MDMの主な機能とは

ここでは、一般的なMDMで利用できる機能をみていきましょう。

端末の設定

モバイル端末の設定を従業員に任せるのではなく、管理者側が操作することができます。

例えば、下記のような設定が可能です。

  • 端末支給時の初期設定
  • 導入後の管理(OSのアップデート、アプリケーションのインストールなど)
  • セキュリティ対策(パスワードロックの強制など)

利用情報の確認

モバイル端末がどのように用いられているのか、その情報を確認することができます。

これにより、管理者は各従業員に支給した端末が適切に使用されているかをチェックできます。

例えば、GPSを用いた位置情報や、どのようなアプリが使われているのかなど、遠隔からの確認が可能です。

機能制限

MDMでは、デバイス端末の機能を管理・制限することができます。

Wi-Fiやカメラなどの機能を制限することで、端末が私的に使われることや情報流出のリスクを下げることが可能です。

また、ウェブフィルタリング機能によって、特定のページにしかアクセスできないようにする機能もあります。

MDMサービス・製品を選ぶポイントとは

MDMの導入は多くのメリットがありますが、さまざまなサービスが提供されているため、自社に最適なものを選ぶことが重要です。

ここでは、MDMサービス・製品を選ぶポイントをみていきましょう。

導入する理由を明確にする

まず、自社がなぜMDMを導入するのか、その理由を明確にしましょう。

例えば、外回りが多い業務において活用する場合は、外での利用が前提となるため、Free Wi-Fiを用いてインターネットにアクセスすることになります。

Free Wi-Fiはウイルス感染の可能性があるので、高度なセキュリティ対策が施されているMDMを選ぶべきでしょう。

導入コスト

MDMを導入する場合、サービスによってかかるコストが異なります。

MDMは導入して終わりではなく、そこから継続的に利用することになるため、維持費がどれほどかかるかなども確認しておきましょう。

提供形態

MDMの提供形態は大きく分けて下記の2つに分けられます。

  • クラウド型:クラウド上に構築されたシステムを利用する
  • オンプレミス型:社内に構築されたシステムを利用する

下記のようなケースではクラウド型がよいでしょう。

  • コストを抑えたい
  • 迅速に導入したい
  • 災害時でも安定的にシステムを使いたい

一方で、下記のような場合ではオンプレミス型がおすすめです。

  • コストを予算化したい
  • 自社に合わせてカスタマイズしたい
  • 外部のサーバーは利用できない

まとめ

MDMは情報漏洩のリスクを低減するものです。

在宅勤務が一般化した今、MDMは必須ともいえるでしょう。

情報漏洩は顧客の信頼を失いかねません。

また、市場からの信頼をも損ねてしまう可能性があります。

正しく情報を管理するためにも、MDMの導入を検討してもよさそうです。

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